どうも、金沢市、野々市市、白山市のグルメを中心に発信活動をしているグルメブロガーの「ひで」です
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今回は奥能登の酒プロジェクト委員会が考案した能登の酒蔵をめぐる特別企画に参加してきたのでレビューしていきます!
奥能登乾杯めぐりの概要について
奥能登乾杯めぐりは1泊2日で日本酒、ワイン、ビール、焼酎工房をめぐるツアーとなっており、お酒好きにはたまらないモニターツアーです
今回はモニターで参加を募り1人20,000円という格安プランで開催されました
内容は下記の通りになっており、1日でいろんなところをめぐりお酒を試飲していきます
【1日目】奥能登乾杯めぐりで工場見学など
今回は金沢駅8時20分発のバスに乗り能登を目指します
金沢駅、のと里山空港で待ち合わせするスタイルだったので、のと里山空港で待ち合わせしている方たちを乗せてツアースタートです
【見学・体験】能登ワインの工場見学・試飲・ホットワイン作り
ツアー初日は【能登ワイン】の試飲と工場見学をしてきました
建物の周りには広大な敷地のぶどう畑が用意されており、ここで実際にワイン用のぶどうを作っています
普段わたしらが食べるぶどうとワインでつくるぶどうでは栽培方法も違うそうで年間約12万本のワインが製造されています
建物周辺に見えるぶどう畑は全体の約8分の1にすぎず、今見えているところはスタッフ3名だけでぶどう栽培を行っているのは驚きですよね
工場見学ではワインが作られる仕組みを丁寧に教えてくれますよ
ワインがいっぱい入っている倉庫にも行ってきました。樽やタンクにワインを入れて熟成させます
白ワインは緑のぶどう、赤ワインは皮の黒いぶどうを使用しているなど豆知識も加えて試飲ができたので楽しかったです
ワインは様々な味変を加えていただくことができました
シナモンやジャム、ハチミツを入れたりして飲むことで全然違った味わいになり美味しかったです
この他にも4種類の能登ワインを試飲ができたりと、ワイン好きにはたまらない工場見学になりました!
工場見学は事前予約にて無料で行っており、施設内にはたくさんのワインが販売しています
【昼食】なぎさガーデン
ランチでは炭火でじっくりと焼きあげる牡蠣や定食メニューが楽しめる人気店【なぎさガーデン】へ行きました
お店のすぐ横にはきれいな海が広がっています
昔ながらの牡蠣小屋の雰囲気を漂わせるレトロな空間でランチができます
今回は焼き牡蠣に加えて冬に食べておきたい寒ブリをはじめとするコース料理を堪能!
目の前にある炭火でじっくり牡蠣を焼いていき、自分で殻をむいて食べる体験型スタイルとなっています
ナイフを使って牡蠣を剥いてあげると、プリップリの焼き牡蠣がお出迎え
お醤油をサッとかけて食べたりすると尚美味しいです
牡蠣を焼いている間に牡蠣フライも登場!
焼き牡蠣が苦手な方にもおすすめできる牡蠣フライはタルタルソースにつけていただきます
新鮮でブリっとした歯ごたえのある寒ブリは冬の味覚として一度は食べておきたい絶品グルメですよ
とっても贅沢にたっぷりの寒ブリをいただけました
〆には牡蠣の旨味が凝縮された炊き込みご飯をいただきました。最高に美味しかったです
【見学・体験】宗玄酒造 隧道蔵(ずいどうぐら)見学・試飲
ランチを終え次に向かったのは奥能登最古の酒蔵【宗玄酒造】
日本四大杜氏(とうじ)に数えられる能登杜氏(のととうじ)発祥の蔵と言われています
能登杜氏(のととうじ)ではお米の旨味をしっかり引き出す作り方が特徴的で、そこで作られたのが宗玄の日本酒です
今回は普段立ち入ることがあまりできない隧道蔵(ずいどうぐら)見学へ行ってきました
平成17年3月に廃線となった「のと鉄道」のトンネルをそのまま利用しています
日本酒を熟成させる環境としては凄く適した環境になっており、徹底した温度、湿度管理のもと、日本酒が熟成されています
薄暗いトンネルの中はじわっとした湿度感と約12度程の温度が1年中保たれています
奥に進んでいくとずらりと日本酒が置かれています。これらは一般の方でも申し込みをすれば熟成することができるため、自分のオリジナルな日本酒を作ることが可能です
実際に隧道蔵(ずいどうぐら)の説明をききながら、熟成された日本酒の試飲ができました
お米の旨味が凝縮され、まろやかで口当たりの良い味わいとなっており、料理と合わせて飲みたい日本酒です
さらに奥へ進んでいくとトロッコ体験ができるアクティビティが用意されていました。線路も当時のままのものを利用しています
売店では様々な宗玄の日本酒を購入することができます
【見学・体験・試飲】松波酒造 蔵見学・酒粕ハンドエステ
続いて、酒粕ハンドエステ体験ができる能登半島の松波で150年以上続く酒屋【松波酒造】へ行きました
松波酒造で作られている代表的な日本酒「大江山」がいただけます
今でも人の手が加わる工程を多く残し、季節に寄り添って作られていることが特徴的な酒蔵です
実際に日本酒を作っている時に使用している物を一通り見れる見学ツアーにあわせて酒粕ハンドエステや日本酒の飲み比べをしてきました
蔵内にはQRコードが配置されており、製造工程の動画を見ることができる工夫もされていました
人の手で丁寧に作られるのが特徴的な松波酒造では、船とよばれる機械でじっくりとお酒を絞り出します
日本酒は定番の大江山からにごり酒の波の花、変化球としてごぼうの風味がダイレクトに香るお酒もいただけました
日本酒を作る工程でできる酒粕を使ったハンドエステ体験はマスク越しでもとっても良い香りがします
しっかりマッサージしてなじませていきます。違いをみるために片手だけでやりました
写真ではわかりにくいですが、実際に見るとしっとりとやわらかく、肌がモチモチするのがすぐにわかるほど違いがでて驚きました(左手がエステ後)
売店に戻ると、いろんなお酒が販売されています
こちらでも日本酒の試飲ができたのですごく満足できる内容でしたよ
【温泉・宿泊】真脇(まわき)ポーレポーレ
今回宿泊する縄文温泉の宿【真脇ポーレポーレ】
宿からの眺望が美しく、縄文遺跡の上にある客室11室の小さなホテルです。奥には海が見えます
和室と洋室があり今回は洋室で宿泊をしました。広々とした部屋でゆったりとした時間を過ごすことができます
2人座れる大きめのソファがあります。もちろんWi-Fiも完備されているので快適です
客室にユニットバスが用意されていますが、露天風呂付の温泉がありましたのでこちらがおすすめ!
【交流会】ポーレポーレで能登の旬なグルメ(能登牛)と15種のお酒を楽しむ!
今回、ツアーで巡った蔵元をはじめ、能登の蔵元が集結し交流会もかねてディナーが開催されました
ディナーの内容は能登牛か海鮮のどちらかの料理を選ぶことができたので能登牛を選びました
能登牛を中心にお刺身なども用意されているのでとっても豪華な内容です
海洋深層水で作られた日本海倶楽部のビールで乾杯!(日本海倶楽部は2日目に行きます)
最初はしゃぶしゃぶで能登牛をいただきます。ポン酢であっさりと食べるのがとっても美味しかったです
ワインと相性ピッタリな能登牛のステーキは柔らかくてちょうど良い霜降り感で最高でした
ツアー内で巡る酒蔵を中心に総勢15種類のお酒を楽しみながらご飯をいただくことができます
次々と日本酒やワインが用意されていきます。カップに番号が振られていたのですごく助かりました
お刺身や天ぷらどれをとってもお酒に合うので最高でしたよ
ブルーベリーのドレッシングがかかったサラダも美味しかったです
最後のほうでご飯や茶わん蒸し、合鴨の治部煮も出てきましたよ
この時すでにお酒も結構入っていたので、茶わん蒸しの優しい味が染みる・・・!
〆のデザートもしっかりでてくる大満足の内容でした
【2日目】奥能登乾杯めぐりで工場見学など
おかずたっぷりの朝食は毎日でも食べたくなるような美味しさでした
ほっこりあたたまる朝にもってこいな薬膳鍋やサっと炙ってたべる干物もとってもおいしかったです
【体験】 珠洲市陶芸センター 奥能登の伝統工芸品‟珠洲焼”でマイ酒器づくり
最初に向かったのは珠洲焼体験ができる【珠洲市陶芸センター】へ行ってきました
珠洲焼は黒くてずっとしりとた重厚感のあるシンプルな見た目になっているのが特徴的です。かっこいいですよね
ツアー関係無く、体験コースは3,000円から受けることが可能です
粘土は1人1キロ配られ、小さい作品なら2~3品の器を作ることができます。
最初は先生の話をききながら実際に器がどのようにして作られていくのか説明がありました
ろくろは機械ではなく、手まわして行うスタイルで体験ができます。機械はとっても難しそうです
まずは土台を作っていきます。粘土は焼くことで縮むので気持ち大きめ(厚め)につくるのがコツ
底の部分からどんどん作っていきます
説明を聞いているとあっという間に形が出来上がっていきます。粘土は継ぎ足しを行いながら調整して作っています
ある程度の形ができてきたらヘラを使って表面をならすことで綺麗になります
表面が整ってきたら次は膨らみを作るために、器の中から形を整えてきます
飲み口をきれいにするためにろくろをつかって調整していきます
説明しながら、ものの数十分で完成しました。凄すぎる
とりあえず粘土を手にとって形を整えていきますが、全く形になりません・・・・笑 とっても難しい!
ヘラを使って少しずつ表面をきれいにしながら器にまるみを作っていきます
ろくろを使って飲み口をきれいにしようと挑戦してみたものの、先生のようには全くならず助けてもらいながら作りました
手直しを加えつつ、器もまるみがでてきて綺麗になってきました
途中で粘土が足りないと指摘があったので調整しながら作ることができました
最終的に完成したおちょこ。あとは先生たちが焼いてくれて完成次第、郵送されるような仕組みになっています
【見学・試飲】 日本醗酵化成 工場見学・秘蔵の焼酎の試飲
続いて石川県で唯一の本格麦焼酎の蔵元【日本醗酵化成 株式会社】へ行きました
素材にとことんこだわり、自然を活かしながら作る本格麦焼酎をいただけます
実際に焼酎が作られる機械を見ながら工場見学ができます
工場の中にはいるとたっくさんのタンクが並んでいます
この大きい機械は麦を蒸す設備になっており、これらを使って焼酎が出来上がります
色のついた焼酎はワイン工場でも見た樽を使って熟成させているのは驚きでした。この樽1個10万程するそうです
次に商品化される作業を見学していきましたが、基本的にラベルは機械を使って人の手で1つ1つ検品しながら作っていきます
焼酎の試飲では熟成年月が低いものから高い物まで幅広くいただけました
一番長い物で40年熟成された焼酎があり、値段も高級!まろやかで全然味が違いました
焼酎が苦手の方は梅酒もあり、これはとっても飲みやすかったですね
売店にはいろんな焼酎が販売しています
【見学・試飲】 日本海倶楽部 工場見学・醸造タンクのビール試飲
焼酎を楽しんだ後は地ビールを提供しているレストラン兼ビール工場の【日本海倶楽部】へ行ってきました
初日のポーレポーレのディナーにいただいた地ビール「奥能登伝説」を作っているところです
ビール工場はレストランのすぐ横の入口から入ることができ、実際にビールが製造されていく過程について説明していただけました
こちらの大きい釜でビールを製造していき、タンクに貯蔵される仕組みになっています
ビールの原料でもある麦芽の試食をしました。香りがよくてシンプルに美味しくお酒のつまみになりそうです
【昼食】 日本海倶楽部 4種のビールに合わせたペアリングランチ
ビール工場を見学後、実際にランチで地ビールをペアリングできるという贅沢なことをしてきました
今回のコース料理は以下の通りです。前菜からメイン、デザートまであります
ビールは4種類あり、これらを飲み比べしながらいただきます
どのビールも全然違った味わいなので好みが分かれそうで面白かったです。
カマンベールチーズの味わいとビールの相性はもちろんですが、パンの上にしっかり味付けがされたお肉が乗った料理もとっても美味しかったです
ジョッキでたっぷりといただけたのでビール好きにはたまらないと思います!
メイン料理はウインナーや能登豚がのったピラフ!これが最高に美味しかったです
お肉もやわらかくてソースが絶妙な味わいなのでこれまたビールが進みますね!
デザートはチーズケーキをいただきました。濃厚でクリームと相性抜群です!何個でも食べれそうです
この他にもコーヒーの香りがする面白いビールもいただくことができました
【買物・休憩】 イカの駅つくモール イカキングと記念撮影
メディアでも度々話題となった巨大なイカのモニュメントがある【イカの駅つくモール】にも寄りました
色味も実際の物に近い感じになっており、リアルさが凄いです
休憩処、お土産を購入するところにもなっており、店内はとっても広々としています
能登に関するフードや日本酒などが取り扱っていますよ
良い天気の場合はテラス席でゆっくり過ごすことも可能です
おやつ感覚でサっと食べれるカフェメニューもあります
駅のすぐ後ろは海につながっていました
【試飲】 数馬酒造 限定酒(3種)の呑み比べ
旅の最後を締めくくるのは若い世代がうけついでいる酒蔵【数馬酒造】へ行きました
すぐ目の前は海になっており、ゆったりとした時間が流れる港町のすぐ側にあります
数馬酒造で製造されている日本酒はお馴染みの「竹葉」です。料理に合う日本酒をメインに様々な日本酒をいただくことができます
地元の契約農家が栽培する能登の米と山間から湧き出る良質な水にこだわり、地産地消のスタイルで日本酒が製造されています
今回試飲したのは3種類の日本酒
この3つだけでも味が全然違い、にごり酒にいたっては実店舗でしか販売していない限定品です。シュワシュワっと飲みやすい日本酒です
今回試飲した日本酒は売店で販売しているので気軽に購入することが可能です
この他にも能登牛に合わせた日本酒や牡蠣に合わせた日本酒などオリジナリティ溢れる日本酒が製造されています
【まとめ】能登の魅力がたっぷりつまったお酒好きにはたまらないツアーでした!
1泊2日の怒涛のスケジュールとなった【奥能登乾杯めぐり】いかがだったでしょうか!
日本酒、ワイン、ビール、焼酎、それらに合わせる能登牛や海鮮をはじめとするお店自慢の料理たち。大満足できる内容でした
工場見学などを通じていろんなお話を聞きながらお酒をいただくことができるのでより美味しさが増すこと間違いなしのモニターツアー
常にお酒を呑みながらのツアーだったので非日常感も味わえて楽しかったですよ!
というわけで1泊2日の【奥能登乾杯めぐり】のツアーレビューでした!
それではこのへんで!